モントリオール｜今は亡きエクスポズ。

モントリオール・エクスポズ。
　
　
　
先日、バンクーバー・グリズリーズについての記事を買いたが、
今回もまた、カナダに拠点を置いていた（過去形）、
メジャーリーグベースボール（MLB)のチームについてのご紹介。

MLBには、トロント・ブルージェイズというカナダの球団がある。

しかし、実は長年、カナダには2チームがあった。
それがモントリオール・エクスポズです。

　
モントリオール・エクスポズは、1969年から2004年と、35年もの歴史を持っていた。
そして、私が人生で初めて観戦したMLBの試合が、エキスポズの試合であった（対戦相手は忘れてしまったが・・・）

当時、ワーキングホリデー生活を謳歌していた私は、バンクーバーから車でカナダ横断の旅をしていた。
モントリオールにあるオリンピック・スタジアムに足を運び、チケットを購入する。
約10ドル程度（と記憶している）、最も安い席を買った。
　
　
　
初のメジャーリーグ観戦とあって、心はウキウキ。
いざ、球場に入ってみると、外野席はガラガラ。
日本のような騒がしい応援もなく、ポツポツと座席に座って観戦している人が見える程度。
海外のスポーツというのは、【こういうものなのか～】と思ったのを思い出す。
　
　
　
正直、当時のエクスポズの選手について、何一つ知らない。
観戦していても、選手が分からないと、【誰が強打者】【誰が人気者】【相手はどこが強い】など、全く分からないので、
入り口で配られたパンフレットを頼りに、少しでも情報をゲットしようとした。
　
　
　
しかしそこはモントリオール、全ての出版物は英語とフランス語の記載があり、不思議な違和感を覚えた。
くしくも、前日には駐車違反で警察に切符を切られており、【チクショーー、フランス語なんて嫌いだーー】というモードだっただけに、
フランス語に拒否反応を示してしまったのも事実。
野球というスポーツを通して、カナダの奥深さ、日本との違いをまざまざと感じた1日であった。
（試合結果はあまり覚えていない・・・涙）

その後、時代を経て、実は日本人選手が一人、このチームで投げている事実を多くのMLBファンですらも忘れているのではないだろうか。大家友和投手がその人。大家選手のことはほぼ知らない状態ではあるが、当時から彼の投球試合だけは応援したものである。
　
　
　
現在は、ワシントン・ナショナルズとなり、ナショナルリーグの東地区で頑張っている。
2015年9月現在、地区2位（7ゲーム差）。
ワイルドカード争いでは4位。
プレーオフ出場は厳しいか・・・
どうにか、頑張ってほしい。
ただ、グリズリーズと違って、ほぼ愛着がないのは、やはりエクスポズという名前が残っていないからか・・・
そう考えると、名前というのはとても重要だな～
　
　
　
現存するカナダのチームはトロント・ブルージェイズのみ。
川崎宗則選手は大人気なので、ぜひともMLBファンはトロント・ブルージェイズを応援してほしい！

川崎選手はカナダで絶大な人気を誇っている。彼は英語を恐れない。彼のスピリットを多くの人に学んでほしいと思うが、またの機会に！