バンクーバー|カナダ開催でカナダが最も輝いたオリンピック
1976年 モントリオール・オリンピック(夏期)
1988年 カルガリー・オリンピック(冬季)
2010年 バンクーバー・オリンピック(冬季)
カナダで行われたオリンピック第三弾。
■バンクーバー・オリンピック
2010年に開催された冬季オリンピック。
モントリオール、カルガリーでは金メダルゼロだったカナダが、大躍進。
冬季オリンピックの主役に躍り出た。
1位・・・カナダ
2位・・・ドイツ
3位・・・アメリカ合衆国
4位・・・ノルウェー
5位・・・韓国
と、カルガリー・オリンピックの頃とは大きく様変わりしている。
前回のトリノ・オリンピックで初めてメダル獲得数3位となったカナダが、金メダル総数が1位。
カナダ国民がどれほど熱狂したかは、想像に難くない。
カナダを愛する人間として、バンクーバー・オリンピックは【つい最近】の出来事である。
冬季・夏期を含め、屋内で開会式が行われた最初のオリンピックである。
日本人選手としては、
銀メダルが3つ、
銅メダルが2つ、
合計5つというのが日本選手団の最終成績である。
記録より、記憶に残ったオリンピックであったといえるのではないだろうか。
誰もが思い出すのは、浅田真央の銀メダルでの涙。
キム・ヨナ選手とのデッドヒートは、見るものすべてが涙したほど。
高橋大輔選手の男子フィギュアの銅メダルも見事だった。
フィギアスケートの選手たちは、鬼気迫る演技で観客を魅了した。
メダルの色ではなく、その人生をささげた演技に翔さんの拍手を送りたい。
スピードスケートの長島圭一郎選手と加藤条治選手のデッドヒートは、ハラハラであった。
どちらがどのメダルを取ってもおかしくない状
況の中、しっかりと二人でメダルを取った男たちは素晴らしい。
女子パシュート団体の小平奈緒選手、穂積雅子選手、田畑真紀選手、オリンピックの大舞台で力を発揮する勝負強さは本当にすごい!
今となってはレジェンドと呼ばれている葛西紀明選手が、このオリンピックではノーマルヒル17位、ラージヒル8位という結果だったが、4年後に偉業を果たすというのはすごい精神力である。
女子モーグルの上村愛子選手の4位、一歩一歩上がってきた階段、もう一つ上に上がらせてあげたいと誰もが思ったはず。
私の知人が伊藤みき選手と一緒に写真を撮らせていただいたというご縁もあって応援していた。
足の怪我もあるなか、精一杯の滑りを見せて頂いた。
里谷多英選手、金メダル経験者として、長年引っ張られた功績は素晴らしい!
男子回転の皆川賢太郎選手。上村愛子選手のご主人として注目が集まった。
結果は途中棄権であったが、本番までに備えた4年間というものは、なんと尊い時間なんだろう、、、
言い訳をしない人柄はさすが。
スピードスケートの岡崎朋美選手は、ママとなって、それでも第一線で活躍する姿は、世の女性に大きな力を与えたと思います。
カームスの名前で人気を博したのは、カーリング女子のチーム青森。
マリリンと呼ばれた本橋麻里選手にばかり注目が集まることに違和感を覚えたが、全選手の頑張りを見るため、テレビに張り付いたのは私だけではないはず。
私と友人の間で最も盛り上がったのは、
カナダ VS アメリカのアイスホッケー男子決勝。
これは、また別の機会に!
バンクーバーで留学中の諸君。
バンクーバーに行ったら、まず聖火台を見て、2010年のあの感動を思い出してほしい。
競技が行われた各スタジアムなどは、今もそのまま残っている。
BCプレイスは今も多くのスポーツが行われ、女子FIFA ワールドカップの決勝も行われた。
モーグルが行われたサイプレスマウンテンには車で約30分の距離だ。
バンクーバーと共同開催の世界的リゾートウィスラーのことはあまり知られていないが、アルペンスキーやクロスカントリー、スキージャンプなど、数多くの協議が行われた。
ぜひウィスラーで世界一の滑りを味わってほしいものである。