カナダの自転車事情

今日は、ここまでと少し趣向を変えた投稿にしてみたいと思う。
　
　
　
私は自転車の旅が大好きなのですが、今日はカナダの自転車事情についてご紹介してみます。

■日本との違い・・・ヘルメット

日本では、果たして、どのくらいの人が自転車に乗る時にヘルメットをかぶっているだろう？
カナダでは、かなりの割合の人がヘルメットをかぶっている。
そー言えば、先日、日本に留学に来ている外国人は、日本でヘルメットをかぶって自転車に乗っているのを見かけた。（カナダ人かどうかわかりませんが）
つまり、欧米の人にとって、自転車に乗る際にはヘルメットをかぶるのが『当たり前』のこと。
事故や転倒など、あらゆるリスクに備え、このように日頃から備えておくことは、正直、とても大切なように思う。
日本でかぶらなくなったのは、【湿気で蒸れる】【髪型が崩れる】【カッコ悪い】などの理由のような気がするのは、私だけではないはず・・・
何が大切か、これを再認識する必要があるように思う。

　
　
　
■日本との違い・・・電車やバスへの持ち込み
日本で自転車旅をする場合、移動が大変。
前輪や後輪を外し、リンコー袋に収納した状態でなければ、電車やバスに持ち込むことができない。
混雑する東京や大阪の電車は致し方ないような気もするが、ガラガラのローカル線でもそれは許されない。
カナダの電車には、乗る度、自転車を持ち込んでいる人の姿を見る。
混雑している時は少し肩身の狭い思いをしている様子が伝わってくるが、そういう場合は後輪を軸にして立てることで、場所を節約するような人も見かける。
カナダのバスでは、バスの車内に持ち込むことはなく、バスの全面や後面に自転車のキャリアが装備されており、自由に自転車を乗せ、自分は体一つで乗り込む。

こういう風に、電車やバスに自転車を持ち込めたら、車通勤が減り、電車＆自転車やバス＆自転車という通勤が増えるのではないかと思うのだが。。。

　
　
　
■日本との違い・・・自転車に乗る場所
日本では、多くの場合、通勤や通学、買い物に使うケースが多いように思う。
今でこそ、自転車がブームで、土手やサイクリングコースも少しできているようだが、それでもコースは少ない。
これに対し、カナダでは、どんな街にも至る所に自転車コースや、ウォーキングコースがある。
サイクリングコースは車が来ないので、子供にとっても安心だし、自然豊かで気持ちがいい。
有酸素運動としての自転車、景色をゆったり見る癒しとしての自転車、友達とスポーツを通じて知り合う機会を得るための自転車、
様々な自転車の有意義な機会をカナダでは存分に享受できる。
　
　
　
国の事情で、それぞれにルールがあるのは理解できる。
しかし、ルールにより、機会を逸している事実にも目を向けてみるのは決して無駄ではないと思うのである。
前述の通り、例えば【交通渋滞の緩和】、【自転車促進による健康増進】、【サイクリングコースの拡充による自転車普及】等、行政が時間をかけて取り組んでほしい。
　
　
　
カナダ留学をこれからされる方、現在カナダ留学中の方、
ぜひともカナダで自転車購入、もしくはレンタサイクルで、カナダの自転車ライフを満喫してほしい。
そして、そういう経験をした若者が、今後の日本の自転車事情に明るい光を照らしてくれることを切に願う。