カナダ留学生にオススメのカナダスポーツブログ

カナダ留学中の方にぜひ知ってほしいカナダスポーツの魅力をご紹介します。

モントリオール|カナダで最初に開催されたオリンピック

カナダで、過去に何回おりんピックが開催されたか、ご存じだろうか?
実は3度もカナダで開催されている。


1976年 モントリオール・オリンピック(夏期)
1988年 カルガリー・オリンピック(冬季)
2010年 バンクーバー・オリンピック(冬季)

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意外とオリンピック大国なのである。
そこで、今回は3連続で、それぞれのオリンピックについて紹介していきたいと思う。
記事を読んでくださる方の年齢によって、
【あの大会は記憶に残っている】とか、【あの選手が懐かしい】など、ぜひ古い記憶を

 

呼び起こして頂きたい。

モントリオール・オリンピック

当時、獲得メダル数の多い国名を見ていると、思いっきり歴史を感じる。
1位・・・ソビエト連邦
2位・・・東ドイツ
3位・・・アメリカ合衆国
4位・・・西ドイツ
う~~~~ん、これはかなり考えさせられるデータである。
注目すべきは
5位・・・日本
当時、日本は世界的な強豪と言っても過言ではない結果を残していた!


金メダルを獲得した種目は、
体操が3つ

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柔道が3つ

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レスリングが2つ

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バレーボールが1つ

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合計9つ。


種目を見ていると、【日本のお家芸】と言われる種目は、先人たちの努力が脈々と今の時代まで引き継がれていることを感じる。


モントリオール・オリンピックの主役は、何と言ってもナディア・コマネチ選手。

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ルーマニア代表の彼女は、史上初となる10点満点を連発したことで、この時代に生まれていない人ですら、コマネチの名前は知っているほどではないだろうか。
結局、モントリオールで金メダルを3つ、モスクワ・オリンピックでも2つを獲得した世界のスーパースターである。


開催国カナダは、残念ながら金メダル0、銀メダル5、銅メダル6の全体27位という残念な結果に終わっている。
しかし、カナダで開催された当時を思うと、カナダの繁栄はここからスタートしたのではないかと想像してしまうのは私だけだろうか。


メインスタジアムは、オリンピック後、
前述のモントリオール・エクスポズフランチャイズ球場として使用された。
更に、メジャーリーグサッカーモントリオール・インパクトの準本拠地として、
記憶に新しい2015 FIFA女子ワールドカップの会場としてなど、現在も幅広く活躍している。


現在、このメインスタジアムの近くにはバイオドームという植物園もあり、
地下鉄に乗って16分で、町の中心地や、ノートルダム教会がある旧市街にも出られる。
少し歩けば、世界史にも出てきたセントローレンス川や広大なモン=ロワイヤル公園まで足を延ばせる。
観光を目的とした方にも十分見ごたえのあるエリアだ。


モントリオールのあるケベック州は、公用語がフランス語と英語の両方が使われる。
州の法律により、交通標識やメニューの表記はフランス語である。
世界的に見ても、このような環境は珍しい、世界一のバイリンガルシティである。
フランス語を話す人口としては、世界中でパリに次いで第二位と言われているほどである。


モントリオール語学留学、高校留学、大学留学中の諸君。
モントリオール・オリンピック当時を思い起こしながら、
フランス文化が色濃く残る街を散策し、待ちゆく人に【ボンジュール】と声をかけてみてはいかがだろうか?